旅のおもいで vol.3

              ・・・もうすでに1ヵ月半以上経ってしまいました・・・

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                    私のもう一つの家族のお話です。



今回のヴィクトリアへの旅。
もうひとつの大切なミッションがありました。

前回もお話しましたが、私が短大1年生だった12年前の夏休みに短大の語学研修という名目で訪れた街。
1ヶ月間ホームステイをしていました。

このブログにもよくコメントを残してくれる友人、NARU。
彼女とステイした先は当時8歳の男の子と4歳の女の子がいる夫婦の家。
初めての海外、初めてのステイでしたが、そんな不安を微塵も感じなかったものすごーくいい家庭でお別れ間際の数日は泣いてばかりだったナ。
当時の写真を日本に置いてきてしまって載せられないのが残念!

今回のミッションとはもちろん彼らとの再会。
卒業旅行として1人で10年前に訪れてから早10年。
どんな再会になるのか・・・・

・・・・と、うまくは行かず 笑

私がカナダに越して来た時に一度手紙を書き、ホストマザーからメールで返事が来ました。
その内容によると『今住んでいる家を売る予定で、新しい家を探してる』とのこと。
以後、クリスマスカードを出したのみで、すっかりご無沙汰。
旅行が決まったときにそのアドレスにメールをしたけど一向に返事がなく、引っ越したのかもわからないまま出発間際になってしまいました。
家庭教師にこの話をしたら、『名前がわかっているなら住所と電話番号を調べれるサイトがある』と教えてくれたイエローページのサイト。

ドキドキ☆しながら藁にも縋る思いで検索すると、見事HIT!!!
早速、電話をしたものの応答ナシ。
メッセージを残したけど、肝心なうちの電話番号を言い忘れちゃって・・・
翌日時間を変えて電話しても応答ナシ。
そんなことを数日。結局連絡が取れないまま出発の日に。
ロッキーに入ってからも折をみて電話するも応答ナシ。。。

どうなることかこのミッション。。。

ヴィクトリア滞在2日目。
とりあえず、地図を購入し、調べた住所の家を訪ねました。
時間は11時頃。

♪ピーンポーン

・・・・応答ナシ。

平日のお昼、車も無いし居ないのかなぁ?とふと目に入ったポストを除くと手紙が一通。
宛名を見ると知らない名前><
たったひとつの手がかりが打ち砕かれた瞬間でした。

でも、ここまで来て諦める訳はいかぬと大捜索開始。
夫の「もしかしたらまだ引っ越してないかもしれないよ」という一言にかけ、以前私達がステイした懐かしの家へ向かいました。

その家がこちら。

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                 今、同じカナダに住んで思うこと。
         この芝生も相当広いけど、誰がいつ手入れしてたんだろ・・・?



懐かしの家を見て、悟りました。もうこの家にはいないなって。なんだか直感。
玄関ドアの色も違うし、シャッターの枚数も違うし、なんだか違う家の様。
けれどほんの少しの願いを込めてチャイムを鳴らし出て来た男性はやはり違う人。

事情を話したら
『私は今年の1月に引っ越してきて、前のオーナーのことは知らない。もしかしたら隣の人は知ってるかもしれないから聞いてみるといい』と人のよさそうなそのおじさんは言ってくれました。

そして言われた通り隣へ。・・・ここも居らず。
そのまた隣へ。・・・ここも居らず。

そんな時、ふとホストマザーが当時仲良くしてた近所の人を思い出しました。
確か12年前に家を建て直してて、10年前は新しい家に住んでいたな・・・
というおぼろげな記憶。いざその家の前に立ってみるとまったく覚えてなかったけれど^^;

この際、数撃ちゃ当たる!
というわけでここでもピンポン。

居た!!
出て来た女性を見ても全く記憶は蘇らず 笑
よく考えたらはっきり顔を見たことなかったなぁと 汗汗汗

再び事情を話したら
「もしかして●●のこと?」と嬉しい反応。

けれど次の言葉は「彼らは今年初めに引っ越してしまったわ。連絡先は知らないの。」と浮き足立った気持ち、一瞬で急降下↓↓↓

でもね、ヴィクトリアの人は優しかった 涙

「中に入って。調べてくるわ。」とそのご婦人。
それからイエローページで電話番号、住所を調べ電話をしてくれ、でもやはり繋がらず。
今度は連絡先を知ってるかもしれない友人達にかけてくれて、その中の1人から
「ムスコが近くのスーパーマーケットでアルバイトをしてる」という超有力情報を入手。
さらに、そのお店にまでかけてくれて、ラッキーなことにその日その時間働いていたー!!

「Hi , Nick!」(←ムスコの愛称)

電話口に出た彼と話す女性の口からこの言葉が放たれたときの私の顔、きっとものすごーくにやけていただろうな。

で、ホストファザーの携帯番号をゲット。

旅先で出会った親切、本当に救われました。
何度も何度もお礼を行ってそのお宅を後にし、この後懐かしのヴィクトリア大学へ向かったのです。


一枚目の写真は家の前の坂道。(覚えてるNARU?)
ビデオ片手にゆーっくり歩きました。
12年後、自分のムスコが歩いてるなんて不思議な気分。


ヴィクトリア大学散策中にようやくゲットしたホストファザーの携帯に電話すると


・・・・出ないし!!!

でも絶対に会える!根拠の無い自信が漲っていて、期待は膨らむ一方でした。

数時間後、夕食へ行く前にもう一度自宅へ電話。

数回のコールの後、ようやく聞けた「Hello」の声。
あぁ お父さんの声だぁ・・・・

ムスコから事の顛末を聞いていたらしく、話は早く、早速翌日の夜お家に行く約束をしました。
その後、ホストマザーに変わってくれて少しお話。
何度も何度も「信じられないワ!」と言ってくれたお母さん。

あぁ 会うのが楽しみ☆☆☆


翌日。
フィッシュ&チップスを食べたあの日、いよいよ10年ぶりの再会です。
教えられた住所は、そう、一番最初に訪れたお家 笑

なぜ宛名が違う郵便物があったかって?
これは帰って来てから、家庭教師にこの話をしてた時に彼女が気付いたのだけど、地下室を別の夫婦に貸していて、「その夫婦宛の手紙じゃない?」と。 あはは・・・^^;


はやる気持ちを抑え、震える手で鳴らしたチャイム。
数秒後に開いたドアの向こうには懐かしい顔!顔!
そしてそれぞれ20歳、16歳に成長した子供達。

ビッグハグに迎えられて10年ぶりの再会、この旅のミッションが果たされました。

ホストマザーが淹れてくれたコーヒーを飲みながら思い出話。
初めて知ったけれど、彼らが受け入れた生徒はなんと60人。
それなのに、私達との思い出を本当に細かく覚えているんです。

私が「あなたが淹れてくれたコーヒーが美味しかった」と言えば、
「NanaとNaruは毎朝、コーヒーとオレンジジュース、手作りのラズベリージャムをパンに塗って食べていたね」と話してくれるし、
お父さんは
「最初の日に海へ行ったの覚えてる?」(確かお父さん、いなかったけど? 笑)
「庭でのスプリンクラー好きだったよね」って。

そうだったなー。子供達とスプリンクラーで遊んでたなぁ。

当時4歳だった娘でさえ、おばあちゃんが画いたという以前の家の絵を見て、
「Nanaが使っていた部屋はここだよね」とその部屋の窓を差す。

「そうそう!ここがNaruの部屋で、こっちが○○(娘の名)、ここがキッチンでしょ?」
と溢れ出る記憶を辿って、楽しい楽しいひと時でした。

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               初めは緊張してたリイチもお母さん大好き☆
                   べったりくっついて離れません^^


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             あんなに小さかった子供達もこんなに大きくなって
       「あの頃18歳だった私が今は30歳」と言えば「えぇー!」という反応。
          「つい昨日のことの様なのにね」とお父さん。私もそう思うよ。


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               若いおねえちゃん好きは国籍問わずのようで。


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               リイチにとっても大切なVictoria familyだよ^^


名残惜しい再会の時間もあっという間に3時間が経ち、夜10時。
また必ず会える!と約束をしておうちを後にしました。

その約束が叶ったのが翌日 笑

娘がやっているサッカーの試合があると聞き、行ってきました。

彼女、当時からものすごくお転婆で将来の夢は“消防士”。
これを彼女に言ったら、笑いながら「覚えてなーい」と言っていましたが、すかさずお母さんが
「この子はプリンセスには興味なしで、ボールや車遊びに夢中だったわ」と。
そうそう、そうだったよ。
お兄ちゃんに負けるのが大嫌い。悔しくてよく泣いていたよね。

そんな彼女が今、サッカーをやっていると聞いて妙に納得^^

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      試合は負けてしまったけど、ナイスプレー、ナイスファイトなゲームでした。


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                試合中もお母さんを独り占めしてご満悦☆


思いがけずこの試合を見れたのも、それ以前にホストファミリーを探し当てることが出来たのも夫のお陰。私のつたない英語の説明をフォローしてくれ辿りついた再会の機会。
私では話しきれない話題をサポートしてくれ、お父さんと色々話し込んでくれた再会の時間。
その話からサッカーの話題が出たのです。
夫よ、本当にありがとう。

過去2回。別れの日は悲しくて涙を流していた私。
その度に「泣いてはダメ」と優しく抱きしめてくれたホストマザー。
その彼女が再会したときに流していた涙。

別れで流す涙もあるけれど、出会えた喜びで流す涙に感動と愛情を感じました。
12年も繋がっていれたのも、おかあさんのこのあったかさがあったから。
これからも大切にしていきたい私のもう一つの家族です。
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by SHAKEHANDS_2006 | 2008-07-19 13:39 | trip